大学選びは学ぶ内容?ネームバリュー? (2023年7月10日)

ある学習管理アプリが昨年、高校1年生から高校3年生のユーザーを対象に「大学選びに関するアンケート」を実施した(回答者数1,965人)。
約9割の学生が大学での学びの内容で選ぶと回答をし、目標としている職業に関連した内容を学びたい、という我々にしては大変うれしいコメントが挙がっていた。
一方で、次に来る理由がネームバリューだ。大学選びで一番重要視する項目として17%の学生が、3位以内までに選択した57%の学生が選んでいる。
このようになる理由は明白で、ネームバリューのある大学に行けば、ネームバリューのある企業に勤められる傾向にあるからだ。
我々が就職活動をするかなり以前からこの傾向はあり、実際、私自身も経験をして、かなりショックを受けたことがある。では、なぜ企業はネームバリューのある大学の学生を採用するのだろう。
今までの慣習でそうなっている、自分の後輩だったら安心、などなどあると思うが、人気がある大企業は、例えば40名の採用人数に対して、応募者数が1万人を超えてきたりする。そのような状況で、全員のエントリーシートを実際に読んで、選ぶというのは、かなり時間を要するため、まずは大学名でスクリーニングをかける、というプロセスを入れている企業も中にはあるかもしれない。
企業がグローバル化組織を目指し、Job型採用を取り入れていくのであれば、大学のネームバリューだけで学生のスクリーニングをかけてしまうと、本当に採用すべき学生が漏れてしまう可能性が出てくるのではないだろうか。
そこで、出てくるのがAIだ。すでに取り入れている企業もあると思うが、彼らに企業のビジョンにあった学生をスクリーニングさせ、面接に進める学生をピックアップさせるのはどうだろうか。エントリーシートの作成などでChat GPTを利用するのではなく、採用活動で活用することはかなり理にかなっていると思う。企業は大学のネームバリューだけではなく、しっかり企業のビジョンに合った学生を採用してほしい。